2017年6月9日金曜日

タ-シャ・テュ-ダ- 静かな水の物語

 アメリカを代表する絵本作家タ-シャ・テュ-ダ-のドキュメンタリ-映画を見に行きました。以前NHKで放送されたシリ-ズで評判になり、タ-シャの人柄や価値観、ライフスタイルに魅了された方も多いことと思います。

 タ-シャ・テュ-ダ-は2008年に92歳で亡くなりましたが、2015年に生誕100年を迎え、それを記念して映画化されました。残念ながら今日が最終日ですが、シネマテ-クたかさきで上映中です。
 
 「忙しすぎて心が迷子になってない?」
 「一生は短いんですもの。やりたくないことに時間を費やすなんて、もったいないわ。」
 「心は一人ひとり違います。その意味では、人はいつも“ひとり”なのよ。」
 「近道を探そうとしないこと。価値のあるよいことはみんな、時間も手間もかかるものです。」

 バ-モント州の山奥にあるタ-シャの家や庭はまるで天国のよう。そこで日々の暮らしを静かに楽しむ在りし日のタ-シャの姿。短いけど鋭い言葉の数々…まるで亡くなった祖母に夢の中で会ったような、不思議な感じがしました。

 「静かな水のように穏やかであること。周りに流されず自分の速さで進むこと。」
素敵な言葉をたくさんもらい、心が落ち着きました。